背景画像

NHK制作のドキュメンタリー番組について

中島みゆきという存在の凄さはこれに留まらない。『空と君のあいだに』と『旅人のうた』という二作品のヒットにより、その人気を更に加速させたかと思われますが、ここから彼女自身のセールスランキングも低迷気味になります。時代の波からすれば少し違うという見方をされてしまいますが、逆に言えば往年のファンにとって己が道を貫く本物と言われるような人だという見方もできるはずだ。だからこ夜会は益々の人気を誇り、人気がありすぎてチケットの入手が困難すぎると嘆かれるまでになっている。それが先述の劇場作品として公開されたと考えれば、色々と合点も行きます。

彼女が地道に独自の音楽活動をする中で、世間では浜崎あゆみさんや宇多田ヒカルさんを筆頭とする女性歌手が台頭して音楽シーンを賑わせます。そんな中で2000年に発売された楽曲をメインテーマにした番組が巷で話題を博します。その番組とはかつて本当にあったとされる無名の日本人たちによる実話を元に制作されたドキュメンタリー作品である『プロジェクトX~挑戦者たち~』が注目を集めます。

実際に番組を見たこともある、というよりも授業の一環で見たという人も多いのではないでしょうか。この番組について知らないという人もいるでしょうから、作品の概要から話をしていこう。

作品概要

この番組が放送されていたのは今から16年前となる2000年の頃、日本の高度経済成長期における現在の日本になるまで無数の日本人労働者によって、敗戦国から経済大国として先進国入りするまでになった。時に世を生きる多くの人は明日のために働き、日本社会を少しでも良くしようとするために活動していた。そうした産業や文化など、様々な分野における製品開発に携わった人々の諦めない、挑戦し続けた人たちの歴史を語るドキュメンタリー番組が、今作の特徴となっている。

題材としては自動車や冷蔵庫といった家庭で普段から使用するものを始めとして、その他には公共事業にて利用されるものなども含めて様々だ。活躍した人は皆、芸能人のようにもてはやされることはなくとも、立派に活躍した人たちの記録を映像化して、開発当時の苦労を中心に完成に至るまでの経緯が述べられています。

人気が高く

今作は企業の宣伝を目的においているのではなく、そこで働く従業員たちによって成し得てきた成功を紹介するスタイルの番組になっている。ただここで凄いのが無名の日本人、要するに一般人の実名を取り上げて放送していたことが当時は話題を呼び、今までにない斬新なスタイルとして評判を集めていった。内容も事実に基づいてのものだったこともあり、番組の人気は一気に加速し、その当時のNHKが誇る人気作品としての地位を勝ち得た。

そんな番組の主題歌を中島みゆきさんは担当していたわけですが、納得も出来る。番組の人気に伴って、中島みゆきさんが担当した楽曲も少しずつではあるものの、確かな人気とともに驚異的な記録を樹立します。

後年からは

実名を紹介スタイルとして放送されるプロジェクトX、実に5年近い放送期間を保っていた。ただ実名かつ成功した事例に焦点を当てた内容はいい、これが後にネタ切れを招くことになったのも言うまでもない。そして手を出してはいけない、過剰・ヤラセという問題に発展してしまうのだ。

中でもとある高校の話題を取り上げた際には学校内に問題があるとした演出を勝手において、感動物語に仕立てあげた内容で放送したがために各所から抗議の声が殺到。週刊誌でも一連の流れから、これまで放送されてきた内容も過剰・ヤラセが当たり前だったのではないかといった説ま出てしまった。長く続けていきたいと考えていたのかもしれないが、番組の性質上を考えるとそういう作品ではないのは見て分かる。短く、名作として区切っておけば評価はそのままだっただろうにと思える。

視聴率低下の憂き目に

騒動によって番組の人気は低下し、さらに当時のテコ入れを兼ねてNHK会長が協賛企業から協賛金を不正に受け取るという事件も起こってしまい、番組の不人気を呼ぶ羽目になってしまった。好調に評判を呼んでいた番組の結末としては、なんとも物悲しい終わり方となっている。

番組こそ糾弾されましたが、全く関係ないとばかりに人気を集め続けたのが中島みゆきさんと考えると彼女の一人勝ちといってもいいかもしれませんね。