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行きたいけど、行けない

ではここでそんな雛まつりにて公開された中島みゆきさんの『夜会』について話をしていきたい。夜会とは欧州などでは主に『晩餐会』や『舞踏会』といったものに使用される言葉だ。日本では夜会といえば、あの中島みゆきが四半世紀に渡り行い続け、現在でも不定期ながら開催されているという音楽舞台、という印象でしょう。ものすごくレア物扱いされているところが一番にありますが、それくらいのことが言えるほどに行きたくてもいけないという人の方が圧倒的に多い。

夜会に行きたい、ではどうしたら行けるかと普通にチケットを予約しないと行けないのですが、ここからが至難の業だった。要するに、中島みゆきさんもまた往年のスターであり、昔から彼女を知っている人はもちろん、世代を超えた人々から愛されている。それこそ10代の中には中島みゆきさんのあの曲が好きだと応える人もいるはずだ。名曲を数多く発表し、時代を超えて巡り巡ってその地位を不動のものにしてきている。

現在まで活動している芸能人、その中でも一貫して歌手として道を貫き続けて人気を維持し続けているのは、中島さんくらいなものだ。他には現在でこそ休止しているが、復活を切望されている中森明菜さんなどもいるが、やはり別格で神聖視される立場になっていると見ていいでしょう。

そんな中島みゆきさんの夜会に行きたいと考える人は、ここぞとばかりに多いようだ。

内容として

肝心の夜会がどのような内容になっているのかというと、始まったばかりの頃はコンサートの延長線上として分類されていた。要するに普通の音楽イベントと言っても良い、そこから変化したのが1991年の頃からです。日本神話を始めとした古典を取り入れて、中島みゆきさんの楽曲に乗せたミュージカルのような、演劇舞台を見ているような演出が展開されています。開催当初、夜会には主題を持たせていなかった、つまりは何を目的にしていくのかを2年間は模索する形だったと見られる。その答えとして文学的要素を取り込むことにより、古典と現代音楽を織り交ぜた中島みゆきだからこそ奏でられる舞台を披露するまでに至った。彼女が仕立てる歌詞はその練度から国語の授業の題材にも取り上げられるほど。

ただ内容も1994年からは完全オリジナルストーリー仕立てになって、中島みゆきだからこそ表現できる世界を作り出す、コンサートでもなく、ミュージカルでもない、全く新しい芸術作品へと昇華させたと言っていい舞台なんです。

一般での購入はほぼ不可能

そんな夜会にどうしても行きたい、そう考えたらなんとしてもチケット入手を試みたいところ。ですがコンサートチケット1枚取得するだけでも骨が折れるのはご存知のはずだ。筆者も昨年、凄く久しぶりにとあるユニットのコンサートに赴いたが、それも何度目かの抽選で漸く当たったほど。それ以前にも超人気イベントに応募して奇跡的に当選したこともあるが、やはりそうした音楽的なイベントに参加するのも一苦労となっているのが現状だ。

ちなみに中島みゆきさんの夜会に関しても同様のことがいえます、そして彼女の場合は一般販売ではまず『チケットの入手は無理』と言ってもいいほど、倍率が高い。どんだけ行きたい人がいるんだよとツッコみたくなるが、それくらい人気が高いことの表れだ。なのでどうしたら入手できるかという方法を探すと、最有力候補として『ダフ屋を始めとしたチケットを転売しているところでの購入しかない』のが現状とのこと。もっとまともな方法はないのかという人もいますが、これしかないというから何とも複雑だ。

チケット代が恐ろしいことに

これだけ人気となれば、当然チケットも世間一般的に『プレミアチケット』と称されるレア物となっている。夜会も例外ではなく、席の種類にも当然値段は上下しますが、それでも10万円以上はくだらないと考えておこう。ただ値段的なことを言えば、奇跡的に入手出来たとしても夜会のチケット代は15,000円と良いお値段となっているので、その10倍はしても仕方がないのかもしれない。もちろん仕方がないなどと言える問題では無いのだが、入手困難と言われる夜会のチケットですから無理ないかもしれません。

どうしてそこまで行きたがるのか

通常のコンサートでは事前にアルバムなどが発表されて、その曲目に沿った演目でイベントは演出されます。しかしそこはシンガーソングライターとしてデビューしてから実に半世紀近く活動しているだけあって、何とイベント中に使用される楽曲は全て描き下ろしの新作なんです。これだけでも大分驚きだが、それくらい夜会に対する思い入れが強いというのも、見て取れる。

今でこそ不定期開催となってしまったが、ファンが例え多額の負担を強いられたとしても行きたいと考えるほどに人気なのも理解できる試みだ。新曲が聴けるならば例え高額になっても問題ない、そうみなせる部分には薄っすらと狂気を感じるものの、それくらい好きだというのも頷ける。ただチケットが取りにくかったのは、開催されている会場の規模が狭かったというのも一つの要因になっている。